頭皮のフケは何らかのサイン
頭皮のフケには、乾燥性と脂質性のものがあります。一般的に見られるのが乾燥性のもので、空気の乾燥や肌に合わないシャンプーの使用が原因です。脂質性のフケは、黄色いベタベタと大きめなのが特徴で、皮脂の異常分泌が原因と考えられます。
脂質性のフケの場合、症状が重いことが多く、皮脂の分泌量が多いだけでなく、様々な病気が関係していることも考えられます。脂漏性皮膚炎にかかっていたり、ホルモンの代謝異常や細菌による感染、または発汗機能の異常なども考えられます。たかが頭皮のフケと思わず、脂性のフケが表われた場合には、早めの受診が必要です。
正常な頭皮の場合、新しい角質細胞が作られるのは1ヶ月から1ヶ月半くらいです。新しい角質細胞が作られると、古い角質が皮膚の奥から押し出され、剥がれ落ちてきます。このサイクルを「ターンオーバー」といいます。
頭皮が健康ですと、剥がれ落ちたフケは肉眼では気にならない程小さいものですが、このターンオーバーのサイクルが異常な場合、フケのサイズも目に見えて大きくなります。
頭皮のフケやかゆみなどの異常は、睡眠不足や偏った食生活、過剰なストレスなどによって起こることもありますので、生活習慣を見直すことも大切です。